1年前の今日はベトナムにいました。
Face book を一日で一番最初に立ち上げると
〇年前の今日の投稿が出てきます。
1年前の今日はベトナムの和裁工場を視察に行った日でした。
ベトナムの発展が想像以上だった驚きと、
日本では想像もつかない規模とミスを逃さないシステムが導入された
和裁工場への驚きに包まれた一日だった覚えがあります。
前年に見学に伺った東レ直営の縫製工場も非常に特殊で
和裁士不足を補うための工夫がなされていましたが
ベトナムの場合は、豊富な人材と若さ、さらに規律の高さは
今から和裁を日本でやる必要があるのかと思わせるものでした。
またこの1年コロナの影響がいろいろな面で見られました。
コロナによる影響は国内もベトナムも一緒で
特に物流面が納期に支障をきたす恐れがありましたが
ベトナムはいち早く回復し、一方国内縫製の方がシフト出勤などで
業務縮小が続いている始末です。
まだまだ海外縫製という言葉に抵抗がある方も多いのですが
この1年できる限り現品を見せながら、仕上がり具合において
日本と遜色もなく、しかも納期や仕立て仕様にも丁寧にも応えて
くれていることを説明して、安心していただく事に努めてきました。
もちろん日本人の工夫もまだまだ捨てたものではないと思いますが
将来を考えると、縫製においてはベトナムを頼りにせざるを得ないのが現実だと思います。
今やLINEを使えば、国内と同じように日本語で即時やり取りができるため
距離感がほとんどなくなっています。
国民の若さやあの喧噪こそ最近日本で見かけなくなった活気のように思えます。
1年はアッという間ですが、この1年にこんなとんでもないことが待ち構えているとは
思いもよりませんでした。
ベトナム国内はすでにコロナから立ち直っていると聞きます。
日本も早くwith コロナの新しい生活パターンを
構築していかなければなりませんね。
1年前を思い出しながら、ベトナムを思う1日でした。