ものづくりを支えるために
絞りの浴衣のメーカーの社長さんとお話しする機会があり
このコロナ過の中の現状の意見を交わしました。
絞りゆかたも海外での加工部分が多く、このコロナの影響で
生産が大きく滞り、そんなに遠くない未来には
現在の2割程度しか商品が出来上がってこない恐れがあり
それに伴うコストの上昇と製品への跳ね返りなど
今現状の困難より不安要素だと語っておられました。
しかしそれでもWEBサイトは、毎回感心するほど丁寧な商品紹介と
人の温かみを感じるページ作りに感心させられ
ファン作りに日夜励んでおられます。
実はシルックも同じで、生産現場の縮小が大きな課題になっています。
今期シルックの色無地を染める工場が廃業し
その設備を別の工場に移す作業が最近行われたそうです。
シルックの生産現場も、皆さんが思っている以上に
手作業の部分が多く、職人さんの熟練の技に支えられています。
その人たちの仕事を切らさないため、メーカーも発注の調整に
苦慮していると聞きます。
すぐに解決できる方法はありませんが
シルックの良さを一人でも多くの方に知ってもらい
一度手を通してもらう。
WEB上だけでは伝わらないのなら、皆さんお近くへ出向いて
またはご来場いただいて商品に触れていただく機会を増やす。
などなど、一つ一つの積み重ねでシルックを支えていくしか
私たちにできることはありません。
ようやく人の動きも活発になり、しかし一方で気のゆるみや
コロナの拡散が心配されますが、各種イベントも
徐々に開催されるようになってきました。
11月には東京で、さらに春は中止になった名古屋松坂屋さんでの
イベントを開催する運びですので
また皆さんの「待ってたわよ」の言葉に出会える日を楽しみにしています。